呼吸療法

一回換気量を正しく理解してマスターしよう!

呼吸療法

どうも、さじです。

人工呼吸器を見る時に、絶対見る項目の一つが『一回換気量』ですよね。

一回換気量と言っても、正しい値と意味を知らなければ適切な呼吸管理はできません。

今回は簡単そうで簡単でない一回換気量について説明します。

一回換気量とは

一回換気量は人工呼吸器に繋がれた人が吸って吐いた量の事を言います。

しかし実際には一回換気量は肺胞換気量死腔量に分けられます。

ここが理解できていない人が多い所です。

病院の後輩
病院の後輩
肺胞換気量って何ですか?死腔量とは?
さじ
さじ
肺胞換気量は酸素化に関わる量の事でう、死腔量は酸素化に関わらない換気量の事です。

死腔量ってどこのこと?

死腔量を知るためには、もう一度肺の解剖生理を思い出しましょう

人は息を吸ってから通り道は

口腔→咽頭→喉頭→主気管支→左右気管支→葉気管支→…省略…→肺胞

でしたよね。

そして肺で酸素化の交換を行う場所が肺胞です。

この肺胞まで到達した量が肺胞換気量で、肺胞前の気管内の容量の事を死腔量と言います。

病院の後輩
病院の後輩
気管では酸素化が行われないから死腔量なんですか?
さじ
さじ
その通りです。肺胞近くまでいけば多少はありますが、気管支などに肺胞がないので、気管内の容量の事を死腔量と言います。。
気管支は解剖学上23分岐するとされています。

肺胞換気量はどのくらいの量?

実際に死腔量は一回換気量の30%と言われていますので、一回換気量が500mlの人の場合は

500ml × 0.3 ≒ 150ml

と考えられています。

なので肺胞換気量は「一回換気量 – 死腔量」と計算ができますから、一回換気量が500mlの場合

500ml – 150ml = 350ml

となります。

なので一回換気量が500mlの人の場合には、酸素化に関わる肺胞換気量は350mlとなります。

さじ
さじ
実際に吸っている量よりも酸素化に関わる量は少ないんです。

一回換気量をしっかりチェックしよう

一回換気量がしっかり保たれている事は基本で、その時の換気量を適切に判断していきましょう。

この患者さんは一回換気量が足りているかな?それとも少し少ないのかな?とじっくり考えてできるだけいいケアができればいいですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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