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体外循環技術認定士とは?認定士の受験方法まとめ。

どうも、さじです。

今回は体外循環技術認定士の受験方法と取得方法についてまとめました。

体外循環技術認定士は各種認定士資格の中でもかなり条件が厳しい資格になります。

ここで言う条件とは指定習会や認定試験における提出する書類、実際の試験の条件などになります。

それらについてはこのあと詳しく書いていますので、読んでみてください。

こんな人に読んでほしい

・体外循環技術認定士を知りたい人

・体外循環技術認定士を目指している人

体外循環技術認定士とは

体外循環技術認定士は「医師の指示のもとで行う人工心肺等の体外循環装置を操作するための技術を有する能力」を認定するものである。

出典:日本人工臓器学会 体外循環技術認定士 受験要項

心臓血管外科手術領域では手術症例によっては難易度も違う為、常に高い技術と知識を持った体外循環技術認定士が必要とされています。

この試験は4学会合同認定委員会が認定する試験で、各学会は以下の通りです。

  1. 日本人工臓器学会
  2. 日本胸部外科学会
  3. 日本心臓血管外科学会
  4. 日本体外循環医学会

 

また体外技術認定士は施設認定の為の条件にもなっています。

施設によっては体外技術認定士を必要としている為、転職などでも優遇される場合もあるかもしれません。

以下に体外循環技術認定士の施設認定についてまとめてみました。

体外循環技術認定士を必要とする施設 認定条件
心臓血管外科専門医認定修練施設 体外技術認定士の1名以上の常勤
植え込み型補助人工心臓管理施設新規認定 人工心臓監理技術者あるいは体外循環技術認定士が1名以上
ロボット心臓手術の認定施設 体外循環技術認定士の1名以上の常勤
IMPELLA実施施設認定 体外循環技術認定士または人工心臓管理技術認定士3名以上

体外循環技術認定士を取得するには

体外循環技術認定士の試験を受験する為には、事前条件があります。

他の認定資格に比べてその条件が多く、厳しいものになっていますので目指す・受験する場合にはしっかり確認する事をオススメします。

認定試験の受験条件

認定試験の受験条件について説明します。

まず働く施設においても条件が課せられています。

心臓血管外科専門医認定機構が認定する施設(関連施設を含む)において、体外循環に関 する経験が下記の年数(*注 1)を満たす者であること(*注 2)。

常勤あるいは常勤に 準じるものとし、アルバイトは認めない。

臨床工学技士 経験 3 年以上

出典:日本人工臓器学会 体外循環技術認定士 受験要項

 

まず認定士を取ろうとしたら心臓血管外科専門医認定機構が定める病院に入職する必要があります。

 

その施設で働きながら人工心肺症例の経験を積んでいき以下の条件を満たしていきます。

  1. 病院勤務3年以上(4月入職者は4年目に受験可能)
  2. 30症例以上の体外循環の経験
  3. JaSECTの会員であること
  4. 日本人工臓器学会の会員であること
  5. JaSECT教育セミナー1年次・2年次・3年次の全受講
  6. JaSECT人工心肺実技セミナーの受講
  7. 人工臓器セミナー1回以上受講
  8. 人工臓器学会、胸部外科学会、心臓血管外科学会い ずれかの教育セミナーで10ポイント以上履修

セミナーや講習会への参加は義務化されていますので、認定試験を受けるだけでも最低4年の計画が必要です。

他の認定士資格を取得している人からすれば、この条件がすぐに厳しいものだとわかりますね。

ちなみに体外循環技術認定士は臨床工学技士以外も受験可能です。

対象医療職種 経験年数
医師(心臓血管麻酔専門医・心臓血管外科専門医) 1年
医師 3年
臨床工学技士 3年
看護師 3年
准看護師 4年
准看護師 5年

今現在人工心肺装置の操作・保守・管理は臨床工学技士が担当していますので、他の職種の方が受けることは少ないと思います。

体外循環技術認定士の試験内容

体外循環技術認定士の試験内容で他の認定資格と違うのが『面接試験』があることです。

他の透析技術認定士呼吸療法認定士に関しては筆記試験合格のみで認定されますが、体外循環技術認定士に関しては筆記試験後に面接試験がセットになっています。

 

実際に受験した人の話を聞きましたが、面接試験の内容はそこまでマニアックではなく、自分自身がどういう思いで人工心臓肺業務に携わっているかを主に聞かれるようです。

 

試験自体も集団面接のような感じで、時間にしたら10分から15分程度となっています。

認定士の受験時期・場所・費用

受験申し込みはオンラインで行われます。

日本人工臓器学会の認定士ページから申請してください。

時期など 場所・費用に関して
受付時期 毎年4月から5月の終わり
試験場所 東京
受験時期 7月頃
受験費用 15,242 円(試験料 15,000 円,郵送料 242 円)
合格発表 11月ごろを予定

体外循環技術認定士の更新について

体外循環技術認定士を取得した後は更新制になりますので、しっかりとポイントを取得して更新してください。

更新条件はこちらです
  1. ・資格更新は5年毎として、病院において常勤している。
  2. ・アルバイトは認めない。※3回以上更新した者はその限りではない。
  3. ・更新申請時に引き続き5年間、日本人工臓器学会と体外循環技術医学会の会員で会費を完納していること。
  4. ・更新年を含む5年間で認定委員会が定めた日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本人工臓器学会のセミナーで10ポイント以上取得。
    (日本人工臓器学会セミナーは1回10ポイント)
  5. ・更新年を含む5年間の内に日本体外循環技術医学会体外循環教育セミナーを1回以上受講。
  6. ・過去5年間の30症例以上の『体外循環記録原本』の写しを添付。
  7. ・次に該当する者は除く
    ・精神病者または向精神薬、覚醒剤、麻薬、大麻、アヘンの常用者、もしくはその影響が認められる者
    ・目が見えない者、耳が聴こえない者もしくは口がきけない者

 

この条件が揃ったら以下の書類を申請する際に提出します。

・更新時必要書類

  • 資格更新申請書(オンライン申請番号記載必須)
  • 10ポイントに相当するセミナー受講証明書の写し
  • JaSECTセミナーの受講証の写し
  • 更新料振込用紙の写し
  • 30症例の『体外循環記録原本』の写しと『体外循環業務施行証明書』
  • JaSECT会費納入履歴のページのコピー

以上です!

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