資格

透析技術認定士とは?認定士の試験受験方法まとめ。

どうも、さじです。

透析技術認定士は多くの臨床工学技士が取得します。

透析に関わる技士のための登竜門のような位置付けになっている気がしますね。

今回は透析技術認定士とは何か、どうやって取得すればいいかをまとめました。

こんな人に読んでほしい

・透析技術認定士を知らな人

。透析技術認定士を目指している人

透析技術認定士とは

透析技術認定士の試験は透析療法合同専門委員会年一回講習会認定試験を行なっています。

委員会の母体学会は以下の5つです。

  1. 日本腎臓学会
  2. 日本泌尿器科学会
  3. 日本人工臓器学会
  4. 日本移植学会
  5. 日本透析医学会

透析技術認定士は臨床工学技士の専門認定資格ではなく、看護師准看護師でも受験可能となっています。

受験資格などに少し違いがありますので、自分の条件をしっかり確認するようにしてください。

透析技術認定士を受けるには

透析技術認定士の受験自体は年1回と決まっています。

流れとしては認定講習会を受講し認定試験の受験資格を得てから受験となります。

認定講習会受講方法、認定試験受験方法の条件など細かな点について説明していきます。

認定指定講習会の受講者資格

透析技術認定士の認定講習会受講資格は下記のようになっています。

次のいずれかの資格(免許)を有し、免許証の免許登録日から申請書類提出現在において、当該する各資格における透析療法についての実務経験年数(透析業務経験年数)を満たしている者であること。勤務は常勤とし、アルバイトは認められない。

経験年数
a)臨床工学技士  2年以上
b)看護師     2年以上
c)准看護師 高卒 3年以上 中卒 4年以上

出典:血液浄化療法ハンドブック

認定講習会を受講する場合には、透析業務の経験年数が必要です。実際に受講する際には病院に透析業務経験の証明書を出してもらう必要があります。

毎年東京で行われているのですが、遠方や日程調整などが難しい場合には、インターネットを介したe-learningも準備されています。

正直こちらの方がオススメです。

近いなら直接会場に足を運んだ方が絶対にいいですが、e-learningにもいいところがあります。

遠方に住む人は移動費や宿泊費を合わせて、かなりの金額がかかります。

しかしe-learningは費用を浮かせるだけでなく、期間中何度も講習会内容を見ることができるので受講するよりも勉強の復習がずっとしやすくなります。

認定試験の受験資格と方法

認定指定講習会を受講が終わったら次は実際に試験の受験になります。

認定試験の受験資格は以下の通りです。

1)試験年度の認定講習会を受講したもの(認定講習会にはe-ラーニングも併設されており、選択できる)

2)受講免除対象者(前3回のうち、いずれかの認定講習会を受講済みの者)ただし、受講免除対象者であることを証明する書類として受講票、受験票、試験結果通知書のいずれか(コピー可)を提出する必要がある。

出典:血液浄化療法ハンドブック

試験の年に指定講習会を受講した人は問題ありません。

しかし、それ以外に以前試験に落ちてしまったとか、受けるはずだったけど諸事情により受けれなかった人は、指定講習会の受講票などの書類をしっかりと保管するようにしてください。

またこれらの書類は受講した日や受験した日を証明する物なので、試験が終わった後も結果が出るまではしっかりと保管するようにしてください。

※休職または転職した場合

今働いている病院で規定の経験年数以上の期間働いていない場合について説明します

①休職していた場合

休職期間があった場合には、経験年数から休職期間を引いた経験年数を記載します。

その経験年数の下に休職していた期間を記載してくだしさい。

②転職した場合

職場が変わった場合には以前の職場に自分で連絡をして、自分から証明書の書類を送付し記載してもらう必要があります。

最初に電子メールなどで以前の上司に連絡をしてから書類の送付が問題ないと思います。

透析技術認定士の取得はオススメ

透析技術認定士は透析に関わる人であれば取得をオススメします。

学校で習ってくる透析医療ってどうしても表面的な部分でしかないので、それ以上に深い内容の勉強をしようとすると自己学習が必要です。

仕事をしながら積極的に勉強する人ならいいですが、大半の人が仕事が終わった後は自分の自由な時間にして勉強しないことが多いと思います。

かく言う私もそうでした。

ですが認定資格受験と考えると、人は必要に駆られて勉強しますので、モチベーションのアップにもつながります。

ぜひ透析医療に関わる人は積極的な取得をお勧めします。

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