資格

臨床工学技士に関係する認定資格一覧!認定士と専門臨床工学技士について。

どうも、さじです。

今回は臨床工学技士に関係する認定資格についてまとめました。

認定資格もいくつか種類があるので、それらの違いについて見てみてください。。

こんな人に読んでほしい

・臨床工学技士で認定資格について知りたい人

・臨床工学技士で認定資格を取りたい人

認定資格に種類があるの?

認定資格には

臨床工学技士に関係する学会認定資格

日本臨床工学技士会認定の

『専門臨床工学技士・認定臨床工学技士』

3種類ががあります。

今回はそれぞれの位置付けについてまとめています。

臨床工学技士に関わる学会認定資格一覧

ここでは臨床工学技士に関係する各学界認定資格について説明します。

この中には看護師や理学療法士、作業療法士の方でも取得できる資格も含まれますが、臨床工学技士に関わるモノとしてまとめています。

1)透析技術認定士

日本腎臓学会、日本泌尿器科学会、日本人工臓器学会、日本移植学会、日本透析医学会が認定している資格です。

臨床工学技士だけでなく看護師の取得も可能で、透析室関連で働く看護師さんは取得される方が多いです。

2)3学界呼吸療法認定士

日本麻酔科学会、日本呼吸器学会、日本胸部外科学会の3学界合同で認定している資格になります。

臨床工学技士の他に看護師、理学療法士、作業療法士の方も取得されている資格です。

3)体外循環技術認定士

日本人工臓器学会、日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本体外循環技術医学会が認定している資格になります。

臨床工学技士の専門資格と言えます。また各認定資格の中でも、取得条件と更新条件が一番厳しい認定資格です。

4)高気圧酸素治療技士

一般社団法人 日本高気圧環境・潜水医学会が認める認定資格です。

更新条件に高気圧酸素治療器があることと、症例数があることが条件になっています。

5)日本アフェレシス学界認定技士

日本アフェレシス学会が認定している資格です。

認定条件に日本アフエレシス学界に5年以上加入していること、地方会に1回以上の出席があることなどが条件になっています。

6)臨床ME専門認定士

日本生体医工学会が認定している資格です。

条件としてはME1種を取得することとなっていますので、臨床工学技士だけでなく看護師、臨床検査技師、放射線技師の方でも受験可能です。

専門臨床工学技士について

日本臨床工学技士会(以下、技士会)の定める専門技士資格に関しては、技士会の非会員または会員どちらでも受験は可能です。

※ただし、試験に合格して専門認定を受ける場合、認定申請日に日本臨床工学技士会の会員であること、過去5年間会費を収めていることが条件になります。

専門臨床工学技士の目的

技士会では認定資格の目的を以下のように定めています。

各領域業務に携わり業務内容を適切に把握し、指導的立 場で専門的治療の対応ができる能力(知識・技術・技能)を修得した臨床工学技士の育成すること。

また、各臨床現場における質の高い治療の普及と技術の向上・発展に寄与すると共 に、患者さんの安全確保に努めることにあります。

出典: 臨床工学技士会認定制度

現在医療現場では医療機器の高度化、複雑化がかなり進んでいます。

その中で臨床工学技士として適切な医療機器の操作や管理、指導ができてるかという点に対しての責任が大きいです。

その為、認定資格を設けてそれぞれのスキルアップと知識・技術の向上を測る目的で行われています。

専門臨床工学技士一覧

  1. 血液浄化専門臨床工学技士
  2. 不整脈治療専門臨床工学技士
  3. 呼吸治療専門臨床工学技士
  4. 高気圧酸素治療専門臨床工学技士
  5. 手術関連専門臨床工学技士
  6. 内視鏡業務専門臨床工学技士
  7. 心・血管カテーテル専門臨床工学技士

専門臨床工学技士資格は今現在7つあります。

自分の専門とする分野の認定資格を取得したい場合には、それぞれ講習会を受講して受験することになりますので、詳しくは日本臨床工学技士会HPで確認してください。

その他の認定資格

平成30年から専門臨床工学技士の基礎資格として認定臨床工学技士試験も始まりました。

  1. 認定医療機器管理臨床工学技士
  2. 認定血液浄化認定臨床工学技士

その目的としては以下のように定められています。

この認定臨床工学技士は、医療機関および在宅医療において、『医療機器の安全運用・保守 管理の普及と啓発』を目的に制度が構築されました。

出典: 臨床工学技士会認定制度

在宅医療に関しても医療機器の進歩に伴い、適用範囲がかなり広がってきました。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対する在宅人工呼吸療法(N-CPAP)や在宅人工透析など、今まで病院で行なっていた治療が自宅でできるようになったんです。

しかしそれは医療現場を離れて行われるので、安全性の確保の問題、適切な管理ができているか確認が必要になります。

そ子に私たち臨床工学技士が積極的に関わることによって、それらの課題をクリアしていくことができてきました。

今後も増えるであろう在宅医療に向けて、ますます臨床工学技士の需要が増えていくと思われます。

自分の専門とする分野の認定資格の取得がオススメ

今回は臨床工学技士に関わる認定資格についてまとめました。

それぞれの資格は基本的に更新制度になっていますので、大体5年をめどに更新申請をしなくてはなりません。

その場合には各学界やセミナーに参加し、必要ポイント数を稼ぐ必要があります。

多くの資格を取得した場合には、更新年が重なってしまってどちらかを諦めなくてはいけないという問題も出る可能性があります。

もしもこれから認定資格を取得しようとしたら、自分の専門領域を決めてその分野の認定資格を取得することをオススメします。

認定士や専門技士を取得して更なるスキルアップを目指しましょう!

以上です!