どうも、さじです。
今回は私の夢でもある『米国呼吸療法士』についてです。
そもそも米国呼吸療法士って何?日本の呼吸療法認定士と何が違うの?って思う人がほとんどだと思います。
実際に目指すにしても、どうやったら目指せるの?どこで受験できるの?どのくらい費用がかかるの?とわからないことだらけですよね。
私の知る米国呼吸療法士の情報をまとめてみました。もしもこれから呼吸療法士を目指す方がいれば参考にしてください。
呼吸療法士とは
呼吸療法士はRT( Respiratory Therapist)と呼ばれます。
これがアメリカで認められた資格だから米国呼吸療法士と呼ばれるのです。
これは実際にアメリカで呼吸療法士を募集しているサイトになります。
※ちなみに全て英語です。わからない場合には翻訳機能を使ってください。
他にはカナダや中国などにも呼吸療法士がいます。
今回はアメリカの呼吸療法士についてまとめていきます。
どこで取得できるの?
アメリカの各州に学校がありその中で呼吸療法士としての資格を取得するために、呼吸器ケア認定委員会(CoARC)によって認定されている準または学士のレベルで呼吸療法教育プログラムを修了しなければなりません。
資格自体は国家資格ではなく州知事が認めた資格になりますので、実際に資格取得した州で資格申請を行い認定されて初めて仕事をすることになります。
日本で言うところの准看護師みたいな感じでしょうか?都道府県知事の認定をされて仕事をするのと似ていますね。
どんな仕事をするの?
呼吸療法士って一体どんな風に仕事しているんだろうって気になりますよね?
先に私も言いましたが、看護師、理学療法士、臨床工学技士、臨床検査技師のほとんどの業務を一人ですると言っても過言ではありません。大まかな内容として
・集中治療室での人工呼吸器管理
・新生児集中治療室における新生児の呼吸管理
・手術室で麻酔科医と共同で呼吸管理
・睡眠時無呼吸症候群の検査、患者教育
・ECMOの管理から離脱まで
・肺リハビリテーションプログラムの提供
※ECMO(Extracorporeal membrane oxygenation:体外式膜型人工肺)
ECMO=PCPS(Percutaneous cardio pulmonary support:経皮的心肺補助)
日本では経皮的心配補助(PCPS)と言われることが多いです。やっていることは同じ
で、静脈から血を引っ張り、酸素化して動脈に戻すという治療です。特に救急領域で多く
使用されます。
日本のPTさんは肺理学療法の提供は行っても、ECMOの管理は行わない。そこは専門である臨床工学技士が行っています。やはり理学療法士さんは直接患者さんに対して、臨床工学技士は機械を介して患者さんへの治療の補助を行います。
呼吸療法士は一つの分野だけでなく色々な分野をまたがる形で、治療の全てに対して専門性を発揮するのです。ここまでの専門性をもつということは、それだけ治療に関しても決定権を任されているということになります。考えてみると責任重大だしすごいですよね。
自分の担当した患者は自分が責任を持って、呼吸管理の導入から離脱まで持っていく。治療全てに関われると考えると、非常にやりがいのある仕事ですね。
取得のための年数は?費用は?
基本的に取得にかかる年数は2年間か4年間に分けられます。
2年間は日本の短大と同じ扱いなので準学士、4年間の方は正規の大学卒業となるので学士として扱われます。
※こちらも全て英語です。わからない場合には翻訳機能を使ってください。
共に学費に関しては年間の生活費と合わせて聞いた額でも年200万近くはかかったと聞いています。そこまでお金を貯めないけないですので、勉強に落ちることは許されない。相当の覚悟のもと行かないといけないですね。
呼吸療法士として
今呼吸療法士は世界中に増えています。今現在日本でも『3学会呼吸療法認定士』以上の資格として臨床工学技士には『呼吸治療専門臨床工学技士』の資格があります。
看護師側も今認定看護師が増えてきていますので、今後呼吸療法認定看師のような資格が生まれるかもしれません。
呼吸療法士は呼吸療法の専門家として、呼吸治療に関するほとんどの医療行為を行えるようです。どのくらい許可されているかは私もはっきりとは知りませんが、医師の指示はかなり大雑把で、そこまでに呼吸療法士が持っていくものと聞いています。
やはり日本の医療とは全然違いますね。もしも興味があれば一緒に目指しましょう!
以上です!